「争いの輪廻か・・・抜けだせぬ哀しい輪廻だ・・・」
「この身を犠牲にしてでもよい、お前を幾度もの危機から護る盾となろう・・・決して死ぬな・・・もう生きとし生けるものが争いによって死に往く様を見たくないのだ・・・どうかお前だけは死ぬな・・・!」
レガルタで長く闘争の輪廻に囚われていた、守りに長けた地竜。
鍛え抜かれた要塞のごとく強靭な身体は並大抵の攻撃ではびくともせず、襲ってきた何人ものハンターを返り討ちにしてきた。古い時代に生きた者のように大それた口調で話すが、本当は戦う事を嫌う心優しい竜。しかし見た目とその力より戦場に駆り出されるのを強いられていた。唯一ネックなのは自身の魔力と素早さが致命的な事。
召喚された時には本来の姿であるドラゴンの姿で現れ、召喚主に対し己を従えられるか否かを試した。全長約16mにもなる巨体で見る者を圧倒し、パートナーを要塞のような肉体をもって匿うように守護し、爪や牙、時にはブレスで攻撃する。
初めて召喚されて以来、非戦闘時や戦闘時でもほとんどの場合では人型。人型でもドラゴン型同様に爪や牙、ブレスなどで攻撃するが、ドラゴン時より多少は小回りが効く。本気を出した時やピンチに陥ると本来のドラゴン型に戻る。
学園都市で召喚され結局は闘争の輪廻から逃れられる事は不可能だったが、召喚主が自分より遥かに儚く脆い存在だと知ると、主を守る事を使命としその身を呈して主を守る決意をする。召喚主に忠実だが、自分の方が遥かに闘争や人生の経験があるために忠告もする。自身はゲームの勝敗には興味がないが、自分に関わった召喚主が消える事の方が辛いようだ。
太古より生きるためエンシェントドラゴンに近い存在。古臭い喋り方と巨体、全身の鱗より小心者には彼を扱えない。威厳があり気難しく頭も堅いが物知りで慈悲深く、彼なりに召喚主を気遣うが少し不器用。
物知りではあるが学園都市や現代、電脳世界の事をなかなか把握出来ないため、理解しようと必死。興味本位で物に触れると怪力ゆえ壊してしまう事がある。
基本は召喚主が攻め、彼が守るというバトルスタイル。ただし召喚主の力ではどうにもならないと感じると、召喚主を下がらせシルトのみで戦う。
終焉後、レガルタに帰り煙を上げた。
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